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2010年08月23日

【アジア】三井化学と中国企業が上海市にフェノールとアセトンプラントを新設

三井化学は、中国石油化工股■有限公司(以下:Sinopec)と2009年12月に、フェノール及びアセトンに関しては「新設プロジェクトに関する検討覚書」、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム[※1])については「合弁事業推進のためのFSに関する意向書」を締結し、検討を進めてきた。

* ■印の文字は人偏に「分」

このたび、両社は、フェノール及びアセトンプロジェクトに関して、中国・上海市にフェノール年産25万トン、アセトン年産15万トンのプラントを新設(2013年第2四半期営業運転開始予定)することに正式に合意した。また、EPTに関してもFSは順調に進捗し、「新設プロジェクトに関する検討覚書」を締結した。合弁の正式合意は9月の予定。

三井化学とSinopecはフェノール及びアセトンの新たなプラント建設により、原料から誘導品(ビスフェノールAなど)までの一貫競争力をもった世界有数のフェノール及びアセトンのコンプレックスが実現できます。
フェノール・アセトンの合弁プロジェクトの概要については、以下のとおりです。



※1 EPT
耐候、耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電機特性、耐化学薬品性に優れており、自動車部品、電線ケーブル、その他工業部品に幅広く使用されている

※2 上海中石化三井化工有限公司(SSMC)
2006年設立の三井化学、Sinopec両社折半出資のビスフェノールA合弁会社。2009年1月に年産12万トンのプラントを稼動させている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア