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2010年08月02日

【物流】国交省 平成22年版海事レポートを公表

国交省は、海事行政の今が分かる資料として「平成22年版海事レポート」を発行した。

海事産業は日本の国民生活や産業活動を支える上で重要な役割を担っており、同省としても海事産業の更なる発展に向け、種々の課題に取り組んでいる。まず第一に安定的な国際・国内海上輸送の確保が重要であり、中でも外航海運の国際競争力の確保が重要としている。

同省成長戦略会議での議論の一環として、「海洋国家日本の復権」をテーマとして掲げられたこと等を踏まえ、外航海運検討会を立ち上げ、我が国外航海運の国際競争力の強化及び我が国外航海運を支える海技人材や造船を含む海事産業クラスター全体の連携や競争力強化の検討を行い、今後の施策の方向性等の取りまとめを行っている。また、フェリーや内航海運の活性化、離島航路の維持、海運の次世代を担う優秀な船員の確保・育成という基本的な問題への対処の他、日本が有する高い造船技術を生かし、環境負荷の低い船舶の開発・普及を推進しながら海洋立国としての競争力の強化を図るとしている。

本年版の「海事レポート」では第T部、第U部を通じて海事行政の幅広い各分野について各種データと現状分析を踏まえ、直面する政策課題への対応をまとめている。第T部では、この1年特に進展の見られた重要な課題である「安定的な国際海上輸送の確保」、「内航海運・フェリー・国内旅客船の振興」、「海事産業を担う人材の確保・育成」、「国際的課題への対応」など8点を取り上げており、第U部では「海上輸送分野」、「海上安全・保安の確保と環境保全」など5点を取り上げている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連