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2010年06月14日

【物流】国交省など3省が物流人材育成で連携

今年度から経産省、国交省、外務省は東南アジア諸国連合(ASEAN)物流人材育成事業で3省連携による物流人材育成に取り組む。

これまで、経産省、国交省、外務省はそれぞれ個別の事業を展開してきた。例えば、経産省はタイで物流技術管理士講座を導入し、物流・荷主企業の管理職クラス育成を実施、国交省は主に物流政策の紹介とトラック・倉庫事業者の現場監督を行うワークショップ(WS)を東南アジア地域で開催、外務省ではJAIF(日ASEAN統合基金)を通じた人材教育を手掛けるなどしていた。

しかし、今年度からは3省で連携し、WSを合同で開催するなどして物流人材育成を進める。また、物流事業者や荷主が取り組む同地域の物流品質改善に取り組む。国交省は現場のマネージャークラスの人材に安全運転、適切な積みつけなどを学んでもらう場を設定したい考えで、ベトナム、インドネシアで物流政策対話と現場改善のためのWS開催、講師の派遣を計画している。

今後の計画として、3省は環境に優しい物流効率化のための政策を検討している。これは、昨年12月に承認された「日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画」に基づいたもので、混載事業や共同配送に関する実証実験などを予定している。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連