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2010年06月08日

【環境】JFEエンジニアリング 超急速充電器の技術開発に成功

JFEエンジニアリングは電気自動車(EV)を3分間で50%充電できる「超急速充電器」の技術開発に成功したと発表した。超急速充電器は蓄電池を内蔵しており、夜間電力で蓄えた電力を別の特殊な電池で吸い上げてEVに一気に放出する。これにより現行の急速充電器は最大充電量の80%充電する場合30分程度を要するところ、超急速充電器は3分間で50%、5分間で70%を充電できる。

自家用車の1日の走行距離は一般的に平日で40km以下、休日でも60km以下といわれており、フル充電で160km走行できるEVの場合、50%の充電で80km走行できる計算となるため一般的な1日の走行距離をカバーできるといえる。

超急速充電器の開発により受電容量を増強するための設備投資が不要となり、充電器本体合わせて1000万円程度掛かっていたコストを6割程度に削減できることが見込まれ、夜間電力によって蓄電することにより電力料金も抑えることができる。同社は今年度中の市場投入を目指しており、EV普及のネックであった充電の利便性が画期的に改善されるとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】