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2010年05月25日

【物流】第5回 国際コンテナ戦略港湾検討委員会

17日、国交省が開催した第5回 国際コンテナ戦略港湾検討委員会で、戦略港湾の選定に名乗りを上げた京浜港、伊勢湾、阪神港、北部九州港湾の地元市長らによる2回目のプレゼンテーションが行われた。民間活用や広域からの貨物集約、コスト削減方策など、先月の前回会合のプレゼンで委員から不十分と指摘された点を中心に、選定に向けた熱意を伝えた。

≪京浜港(東京港、川崎港、横浜港)≫
東京、横浜両港のふ頭会社の経営統合を2014年度に実施予定。全額国費による水深18メートル級岸壁整備のほか、トラック輸送の強化に向け、首都高速道路での割引制度の創設や3環状道路など指定道路の整備などを挙げている。また、「京浜港国際コンテナ戦略港湾総合特区」(仮称)の創設による税制優遇、国費の重点配分、規制緩和を国に要望している。

≪伊勢湾(名古屋港、四日市港)≫
2013年度に名古屋埠頭公社を株式会社化。敦賀港(福井)と連携して釜山港(韓国)のフィーダー貨物の奪回を掲げ、高速道路の無料化の拡大などトラックフィーダー強化による集荷拡大を提示。

≪阪神港(神戸港、大阪港)≫
2011年中に神戸、大阪両港のふ頭会社を株式会社化。釜山港からのフィーダー奪還のため、鉄道フィーダーおよび内航海運の活用を重点的に推進する。

≪北部九州港湾(博多港、北九州港)≫
釜山から北部九州港湾へのトランシップのシフトを目指すとして、外国船籍船舶での国内貨物集荷を特許として取得するなど内航フィーダーを強化。

長安政務官は、会議後の会見において、「一部不十分な点があり、追加の計画書提出あるいは再々プレゼンをする」と述べている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連