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2010年05月17日

【物流】 国交省 PSカード申請書配布開始

国交省は5月6日、「出入管理情報システム」導入の一環として「PS(Port Security)カード」の申請書配布を開始した。

同システムは、2001年に発生した米国同時多発テロを契機に、主要港の出入管理を高度化し、セキュリティ強化と物流効率化の両立に向けた取り組みの中心となるシステムである。事件後、港湾における保安対策の国際ルールとなった改正SOLAS条約に基づき、国際港湾施設の保安状況の評価や立入検査などを進め検討した結果、導入が決定された。

今回、申請配布されるPSカードとは、高度に偽造防止が施された国土交通大臣が発行するICチップ付きの身分証明書であり、同システムの運用に不可欠なカードである。発行対象は、同システム導入予定の5港湾(横浜港、神戸港、名古屋港、北九州港、博多港)を利用するトラックドライバーや港運事業者である。

同システムの導入に先駆け、港湾関係者による導入促進会議が開催され、全国共通の生体(指紋)情報を付与したICカード通行証を使った試行運転を今冬、横浜・神戸港にて実施することが確定している。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連