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2010年05月07日

【物流】荷動き指数 再びゼロ水準へ

4月22日、日通総合研究所が企業物流短期動向調査「日通総研短観」の3月調査分を発表した。これによると、2010年4〜6月の国内の出荷動向を示す「荷動き指数」は、前期(2010年1〜3月)から6ポイント低下して、ゼロ水準まで下降する見通し。前期では、2007年10〜12月実績以降9期ぶりにプラス水準に回復しており、日通総研では「荷動き自体が持ち直しつつあるのは確かだが、依然として力強さには欠けている」としている。

2010年1〜3月期の業種別の荷動き実績では、鉄鋼・非鉄、輸送用機械、化学・プラスチックなど6業種で荷動き指数がプラスとなった。しかし、食料品・飲料、繊維・衣服など9業種がマイナスにとどまり、素材型の生産財では持ち直しの動きがあるものの、消費財にはバラツキが見られた。

力強さを欠く荷動きを背景に、トラックなどの運賃・料金動向の収受水準も水面下での動きとなる見通しで、一般トラックは前期と同じくマイナス6、特積は1ポイント落ち込みマイナス6で推移。日通総研では、「前期は強含みで推移し改善したが、再び運賃・料金水準の低迷が続くことになる」としている。

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投稿者:gotsuat 09:40| その他