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2010年05月06日

【知識】三井住友銀行 マレーシアで環境関連ビジネス推進に関する覚書を締結

三井住友銀行は、マレーシアにおける環境関連ビジネスを推進するため、同国の製造業業界団体であるFMM(※1)及び、同国でグリーン購入を推進する非政府組織であるGPNM(※2)と同国における環境関連ビジネス推進に関する覚書を締結する。

マレーシアにおける環境関連ビジネスの市場は、現在クリーン開発メカニズム(CDM)の有効活用等により拡大している。また、2009年12月の第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)において、同国のナジブ首相が、マレーシアの二酸化炭素排出量を2020年までに2005年比40%削減することを表明したのを受け、更にその動きが加速していくものと。

今回の覚書は、マレーシア国内で2,400に上る企業を会員として持つFMMのネットワークと、同国でグリーン購入運動(環境負荷の低い製品やサービスを優先的に購入する運動)を進めているGPNMの協力により、現地企業と高度な環境技術を有する日本企業の相互理解を促進し、三井住友銀行の持つ環境関連プロジェクトに対するファイナンス・CDM等に関する知識と経験を活用することで、同国における環境関連ビジネスの一層の拡大を目指すことを目的にしている。

本覚書の締結により、三井住友銀行は地球温暖化ガス削減のポテンシャルが高いマレーシアでの環境関連ビジネス推進を通して、東南アジアマーケットにおける一層の業務拡大を目指す。


※1 FMM

Federation of Malaysian Manufacturersの略
1968年創設のマレーシアにおける製造業の業界団体。会員数約2,400を擁するマレーシア最大の民間経済団体

※2 GPNM
Green Purchasing Network Association Malaysiaの略
2003年設立。環境負荷の低減に努める事業者の製品やサービスを優先して購入する(グリーン購入)運動をマレーシアにおいて推進している

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 知識