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2010年04月30日

【物流】高速道路新割引制度を巡る政府内の動き

国交省が6月中に導入すると発表した高速道路の新割引制度を巡り、政府・民主党内の対応が2転3転している。

21日に開催された政府・民主党首脳会議で、小沢幹事長は鳩山首相に「衆院選のマニフェスト(政権公約)で高速道路無料化を打ち出しているにもかかわらず、一部値上げするのはおかしい」として、見直しを要請。

首相ら政府・民主党の首脳間で合意し、一度は見直す方針が固まった。
しかし、前原国交相がただちに反発、翌22日には平野官房長官や鳩山首相と相次いで会談し、@料金制度は現時点では見直さないA法改正案は速やかな審議・成立を求めるB料金の在り方は国会の審議を踏まえ国交省で総合的に検討する―の3点で首相と合意した。

見直し方針はわずか1日で白紙撤回されたものの、前原氏は「国権の最高機関である国会における審議を踏まえ、国交省で総合的に検討させていただく」とも述べ、将来的な見直しに含みを持たせている。

「上限制は導入するものの、地方の平日昼時間帯の3割引きなど現行の多くの割引制度を維持する」といった修正がされる可能性もあり、上限制に反対している川内代議士が委員長を務める国土交通委員会を中心とした審議の行方が注目される。ただ、いまだ先行きは不透明だ。

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投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連