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2010年04月28日

【物流】経済産業省 「次世代自動車戦略2010」を公表

経済産業省は、次世代自動車戦略研究会の検討結果をまとめた「次世代自動車戦略2010」を公表したが、この中で高速道路上を走行するトラックを縦列走行させることで、燃料消費を削減するための技術を12年度末までに開発するとしている。

同技術の研究報告では、大型トラック3台が時速80km、車間距離4mで縦列走行した場合、2台目以降の車両の空気抵抗が軽減されることで3台平均の燃費が約15%改善されるとのことである。
自動車、道路交通に関連する研究、試験を行う日本自動車研究所では今年度中に第二東名高速道路を使い、走行実験を開始し燃費、安全性等を検証し12年度末までには後続車を無人にしたうえで縦列走行する技術課題をクリアするための計画を立てている。

同研究会設置には、地球環境問題及び資源制約に対するグローバルな関心の高まり、自動車分野においても、更なる燃費向上、CO2の削減、燃料の多様化及び電気自動車などの次世代自動車を巡る国際競争の激化が背景にある。
このため、次世代自動車の普及に向け、技術開発やインフラ整備等の課題についての認識を共有し、自動車関連産業及び社会全体の中長期的な戦略を構築するといった目的を挙げている。

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投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連