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2010年04月21日

【物流】JR貨物 09年度の輸送実績発表

JR貨物がまとめた09年度の輸送実績によると、主力であるコンテナ輸送量は対前年比8.2%減の2,035万8,000トンであった。

09年度の減量要因としては、7月の中国・九州北部の豪雨や10月の台風18号の上陸、12月の北陸・信越地方を中心とした大雪による輸送障害が挙げられる。これらの天災の影響により、年間で高速貨1,083本、専貨33本が運休した。
荷動きは、前年度下期からの国内外の景気低迷の影響で、大規模な減産や消費の冷え込みが続き、今年度上期は低調に推移した。今年1月以降は、アジア地域の景気回復に伴って輸出産業等の生産活動が回復し、徐々に増加傾向となったが、年間で見れば前年度を大きく下回った。

コンテナ貨物は、全ての品目が前年度を下回る結果となり、中でも紙・パルプ、自動車部品、化学工業品や政府米は大きく減送となった。

一方、車扱貨物では、前年度の価格高騰で消費が大きく減少した石油が、昨年の反動に加え、高速道路通行料金のETC割引拡大で長期連休期間の需要が増えたことで前年を上回った。しかし、石灰石・セメントが工場の減産及び一部顧客の輸送中止のため、前年度を下回り、車扱貨物全体では1,069万トン(2.0%減)となった。

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投稿者:gotsuat 10:02| 物流事業者