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2010年03月31日

【物流】引越事業者版 「Gマーク」の検討

24日、全ト協の引越部会が「引越事業所優良評価制度作り検討ワーキンググループ(WG)」の初会合を開催した。「引越優良事業所」(仮称)は、安全性優良事業所認定(Gマーク)のいわば引越事業者版で、運輸省(現国交省)時代から利用者保護対策としての効果が期待される新制度として、導入が求められていた。来年度にかけて3、4回程度会合を開き、方向性を打ち出すとしている。

全ト協の引越部会は、運輸省自動車局貨物課が取りまとめた「引越運送の利用者保護対策の充実に関する調査報告書」の提言に基づき、平成9年2月に創設。同報告書には併せて「優良事業者認定制度等の導入」が盛り込まれたが、認定制度の構築には多くの課題があり、「従業員の教育研修や引越管理者制度の導入」を先行させ、全国レベルで受講可能な引越管理者講習制度を確立させた。こうした現状を踏まえ、講習制度のカリキュラム充実と優良事業者認定制度の詳細を検討するため、「引越管理者講習制度等に関する検討会」の下に優良評価制度作りWG、管理者講習制度に関するWGを設置。来年度中に方向性を定める。

全ト協に対する輸送相談のクレームは、昨年4月〜今年1月までに48件寄せられており、中には1社に集中しているケースもあった。このため、法人タクシーで制度化されているサービスランク(AA、A、B、C)事業者の公表やGマーク制度やインセンティブ付与を参考に、消費者による引越事業者選定の基準となる新たな仕組みを構築したい考え。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:02| 行政関連