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2010年03月30日

【物流】日本経団連 都市構築に向けた戦略を提案

16日、日本経団連は政府・与党に対し、「わが国の持続的成長につながる大胆な都市戦略を望む」と題する提言をまとめ、提出した。

これによると、競争力強化につながる都市の構築に向けた政策課題として、都市インフラの整備(利便性の高い交通・物流インフラの構築など)や、都市開発をめぐる法制度・運用の見直しなどを提言。この中で、中長期的なわが国産業の国際競争力の強化、社会的要請への対応などから、 (1)利便性の高い交通・物流インフラ、(2)高水準の業務・生活基盤、(3)環境と人に優しい都市構造、(4)内外の人々を引きつける観光インフラについて重要性の高いものとして挙げており、早急に整備していく必要がある、としている。

具体的には、空港の国際競争が激化する中、拠点空港のハブ機能の強化や空港アクセスの改善が求められているとして、成田・羽田空港間及び両空港と都心間、関西国際空港と大阪都心部間などの鉄道アクセスの改善、成田・羽田空港を中心とした首都圏空港の一体的な運用、空港利用者の利便性の向上を図る必要がある−と指摘。さらに、わが国港湾のハブ機能を強化する観点から、国際中枢港湾を絞り込み、重点的な整備を行う必要があると指摘。また、大都市部の慢性的な渋滞を解消し、快適なモビリティを実現するため、首都圏三環状道路を早急に完成させるとともに、新名神高速道路、大阪都市再生環状道路(大和川線、淀川左岸線)、大阪湾岸道路西伸部、名神湾岸連絡線、東海環状自動車道、名古屋環状2号線についても整備を急ぐべきとしている。

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投稿者:gotsuat 10:02| 行政関連