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2010年03月10日

【物流】全ト協 貨物運送業08年度経営分析

2月26日、全日本トラック協会は、2008年度決算版の「経営分析報告書」をまとめた。
これによると、貨物運送事業の売上高は1社平均2億200万円(前年度比2.4%減)で、3年連続の減収となった。営業損益も2年連続の赤字で、経常損益は調査開始以来初めて赤字に転落した。

経常損益を規模別に見ると、業界の半数以上を占める保有車10両以下の規模で12年連続の赤字が続いているほか、11〜20両規模でも4年連続の赤字となった。

報告書は2008年度のトラック運送業界について「年度前半の軽油価格の高騰による大幅なコスト増の時期に運賃転嫁が進まない状況に加え、年度後半の「世界同時不況」のあおりを受けた国内の急激な景気後退で輸送量が大幅に減少し、多くの中小事業者が事業存廃の岐路に立たされている」と指摘。「トラック運送事業者が厳しい経営環境の中で生き残りを図っていくためには、コストに見合った適正運賃の収受が極めて重要な課題となっている」と分析している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 行政関連