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2010年02月19日

【物流】第8回 国交省成長戦略会議開催

5日、国交省が開催した第8回同省成長戦略会議では、「海洋」「航空」の各分科会での論点整理を報告するとともに意見交換が実施された。会議終了後に長谷川座長が記者会見し、その内容および意見について説明した。

これによると、海洋では港湾の「選択と集中」の推進のほか、「インフラ整備などの推進や取扱量増加の妨げとなる規制の見直し」などの論点が挙げられ、分科会からは「低コスト、高品質なインフラなどの環境を整備する」「利便性の高い世界のハブ港湾とし、世界的物流拠点を目指す」などの具体案が提言された。また、委員からは「産業立地や需要促進、人材確保に取り組むべき」との指摘があった。

一方、航空では、@国内フィーダー拡充など成田、羽田両空港のフル活用A関西国際空港の収支改善と伊丹空港を含めた関西2空港の活性化−などを論点として整備。路線網拡大や空港整備などの政策を転換するとともに、国際・国内ネットワークの維持も必要とした。このうち伊丹空港について長谷川氏は、「騒音問題対策などで地元の理解を得られない場合は廃港も視野に入れる」ことも盛り込んでいるが、フル活用するため対策を検討していくとした。また、「廃港が前提ではない」ことを強調しつつも、具体方策として国際線の復活については、「(騒音問題など)制約条件があるので何とも言いようがない」と答えるにとどめた。

今回の会合で各分科会の論点が整理されたことで、次回会合(3月11日)以降、絞込みを行い最終報告を5月に取りまとめ、2011年度予算要求に反映させたい考え。

 

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投稿者:gotsuat 09:11| 行政関連