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2010年02月16日

【物流】トラック運送業界の景況感景況感 (2009年10月〜12月)

1日、全ト協が「トラック運送業界の景況感(2009年10〜12月期)(速報)をまとめた。
これによると、概況では今回の10月〜12月におけるトラック運送業界の景況感は前回調査(7月〜9月期)に比べ「悪化」とした事業者が5ポイント減り71%、「好転」とした事業者が3ポイント増え7%となった。また、判断指数は大手製造業の業況回復の影響から、営業収入、営業利益、輸送数量の改善が進み、17ポイント増えマイナス77と好転し、3四半期連続で改善した。

営業収入では宅配貨物が「増加」とする事業者が7%で判断指標はマイナス76となり前回から16ポイント改善した。宅配貨物以外の特積貨物では「増加」とする事業者が10%で判断指標はマイナス65と前回から31ポイントと大幅な改善となった。一般貨物では「増加」とする事業者が12%で判断指標はマイナス67となり前回から19ポイント改善した。
営業利益では前の期同様、輸送数量、売上高に比べて好転ぶりが目立ち、宅配貨物は「増加」とする事業者が14%で判断指標はマイナス52となり前回から26ポイント改善した。宅配以外の特積貨物では「増加」とする事業者が15%で判断指標はマイナス43となり前回から30ポイント改善した。一般貨物では「増加」とする事業者が13%で判断指標はマイナス56となり前回から18ポイント改善した。

輸送数量では、宅配貨物では「増加」とする事業者が8%で判断指標はマイナス75となり前回から15ポイント改善した。宅配以外の特積貨物では「増加」とする事業者が10%で判断指標はマイナス69と前回から21ポイント改善した。一般貨物では「増加」とする事業者が10%で判断指標はマイナス66と前回から22ポイント改善し、いずれも2ケタの回復を見せている。

業界の景況感を地域別にみると、中国は出遅れているもののすべての地域で改善がみられ、特に中部、北陸信越では大幅な改善となった。業者の規模別では中規模事業者での改善幅が大きく、主な取扱品目別では、機械関連貨物が大幅に改善した。
1月〜3月期の見通しとしては、判断指数はマイナス77と変わらず、景況感の回復は踊り場を迎える見込み。運賃水準は「特積、一般は大きな変化はない」としている。

*調査の対象は、特積、一般を合わせて900社で、その内の630社の回答を分析している。

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投稿者:gotsuat 09:27| 行政関連