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2010年01月28日

【物流】中小運輸業者 安全対策促進へ

国交省は、来年度より「運輸安全パイロット事業」を実施する。同事業は、運輸の安全向上を目的に、主に中小運輸事業者の取り組みを支援するもので、中小運輸事業者が取り組む先進的な安全対策事業には全額を国費で支援する実証実験を行うことを決めた。

運輸安全マネジメントの制度導入から3年が経過し大手事業者の安全対策は進んでいるが、中小事業者の安全への意識・対策レベルは低い。同省調べによる運輸事業者の安全対策の実施状況によると、「事故・トラブル情報に基づく再発防止対策」を実施している事業者は、大手事業者が96%であるのに対し中小事業者は14%にとどまっている。その他、「他社の優良事例を収集し活用している」事業者も大手が89%に対し中小は14%。「ヒヤリ・ハット情報の活用」も大手が67%に対し中小は9%にとどまっている。

このため、例えば、低コストのセイフティレコーダーを導入した問題運転手に対する教育の実施、車載システムを活用した事故要因やヒヤリ・ハット要因の分析による安全対策など、中小事業者でも事業者団体や地方公共団体などと共同で実施すれば安全対策に取り組めるとして実証実験を行うことにした。

 

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投稿者:gotsuat 09:32| 行政関連