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2010年01月21日

【物流】国際海上コンテナトレーラ輸送規制強化

国交省は今月12日、通常国会に提出する予定法案の中に「国際海陸一貫運送コンテナの自動車運送の安全確保法案」(仮称)他計8案を盛り込んだ。

新法案の「国際海陸一貫運送コンテナの自動車運送の安全確保法案」は、相次いで起こる国際海上コンテナ輸送のトレーラ事故の防止を目的としており、貨物の品目などの情報伝達を荷主がトラック事業者に伝達することを義務付けている他、コンテナを扱う港湾・埠頭で、過積載・偏荷重といった不適切な状況にある輸入コンテナを発見・是正するための制度も検討する。更に、コンテナ陸上輸送に当たり、トラック事業者やドライバーが遵守すべき事項(コンテナロックの確実な実施や安全速度での運転等)を定めている。

海上コンテナのトレーラ輸送について、安全確保の規制が厳しくなっているのには、コンテナトレーラによる事故が死者や重傷者を出すような大きな社会問題になっていることが背景にある。(06年 6件/07年 8件/08年 5件/09年 8件 死者10名、重傷者8名)

その他提出される予定法案としては、これまで高速道路の整備計画を決めてきた国幹会議の廃止する内容の「高速自動車国道法改正案」が含まれており、廃止後は、学識経験者を中心とする社会資本整備審議会(国土交通大臣の諮問機関)で審議する仕組みに変える。

 

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投稿者:gotsuat 09:37| 行政関連