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2009年12月28日

【知識】日本ケミカルリサーチとグラクソ バイオ医薬品事業に関する包括契約

日本ケミカルリサーチ(以下:JCR)とグラクソ・スミスクライン(以下:GSK」)およびグラクソ・グループ・リミテッド(以下:GGL)は、JCRが開発を行い事業化を進めているバイオ医薬品の生産・開発・販売に関する包括的な契約を締結した。

契約対象は、バイオ後続品としてJCRが日本において製造販売承認申請中の腎性貧血治療薬遺伝子組換えエリスロポエチン(以下:EPO製剤)の海外での開発・販売権と開発中のライソゾーム病治療薬(治療用酵素)の国内外における開発・販売権に関するもの。また、JCRが研究開発を進めているその他のバイオ医薬品についても順次、評価検討を行い事業化を進めていく。

JCRは、EPO製剤の国内での開発・販売については、キッセイ薬品工業と平成17年12月に契約を締結し来春の発売を見込んでいる。今回の契約的締結よりEPO製剤の海外における開発・販売についてはGGLと合意に至り、GGLの世界的な販売ルートを通じてJCRのEPO製剤を海外にも供給することになった。また、JCRが開発を進めているライソゾーム病治療薬などその他のバイオ医薬品については、GSKと国内における共同開発およびコ・プロモーションを行い、海外の開発・販売権をGGLに付与します。これにより、JCRはGGLの持つ世界的なネットワークを利用してバイオ医薬品をエマージング諸国を含む世界各国に販売することが可能となり、バイオ医薬品分野におけるJCRの事業基盤がグローバルに確立していくものと期待しております。

投稿者:gotsuat 10:04| 知識