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2009年12月24日

【物流】JR貨物 11月輸送実績

JR貨物がまとめた11月の輸送実績によると、主力のコンテナ輸送は175万2,000トン(前年同月比7.5%減)で、平成20年11月以来1年振りに前年の9割の水準まで回復した。

11月は、中旬に日本海縦貫線で発生した強風による輸送障害で、高速貨12本が運休したものの、比較的安定した輸送状況で推移し大きな輸送障害もなかった。しかし、荷動きについては景気悪化に伴う国内の需要不足が継続したことで、消費財を中心に出荷が低迷。月全体を通して低調な推移となった。

品目別に見ると、コンテナで前年を上回ったのは家電・情報機器とエコ関連物資。家電・情報機器はエコポイント制度に伴う需要の増加に加え、メーカーのモーダルシフトへの新規取組みで増送となった。また、エコ関連物資は汚染土壌などのスポット輸送で増加した。一方、紙・パルプ、農産品・青果物などは前年を下回った。特に落ち込みが大きかった農産品・青果物は、政府米及び民間流通米が大きく減送となり、17.1%減となった。全体では前年比92.5%にとどまった。

車扱貨物は、石油が前年の価格高騰に伴う消費減少の反動により10%増送。セメント・石灰石などが一部顧客の輸送中止により減送となったものの、全体では前年比105.9%となった。

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投稿者:gotsuat 10:02| 物流事業者