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2009年12月21日

【物流】ハブ空港政策についてプレゼン

今月14日、国交省の成長戦略会議の5回目の会合が開催され、今後の関西・首都圏の空港関係のあり方について大阪府の橋下知事、兵庫県の五百蔵副知事、神奈川県の松沢知事が意見を述べた。

橋下氏は、関空のハブ空港要件として@完全24時間運用によるリードタイム短縮A国内線・国際線集約B都心との好アクセスCコスト競争力D国に頼らない自律的経営を列挙した。又、大阪市内とのアクセス向上が不可欠としてリニアモーターカーなどの高速鉄道の整備を提案し、必要コストは国の予算だけに頼らず、伊丹空港廃止・縮小による財源確保で捻出できることを主張。関西3空港中、将来の伊丹の需要が激減することを見込み、関空のハブ化の必要性を強調し、東アジアのハブ空港を日本に取り戻したい考えである。

五百蔵氏は、首都圏空港(羽田・成田)と並ぶ位置づけで関西3空港を一元管理して一つの空港群とし、3空港を最大活用するためには関空の高コスト体質の改善、3空港間のアクセス強化、運用制限の見直し、望ましい空域の設定の必要性を強調した。

前原氏は、伊丹空港に関して、航空機の小型化などによる縮小はあるものの、大阪北部、京都、滋賀を中心に需要が高いとし、存続の考えを強調するとともに、貨物、LCC(格安航空会社)の拠点空港化を促進するべく、着陸料の値下げなどにも言及した。

松沢氏は、羽田、成田両空港の国際ハブ化には、両空港間を一体化して約15分で結ぶ超高速鉄道構想を提案した。首都圏の業務核都市の育成などの効果以外にも、シールドトンネルの形状特性による物流機能の共同化といった多目的活用の効果も見込んでいる。

空港政策に関しては、今回の意見交換を踏まえ、本会議の下に設けた「航空」の分科会を中心に検討し、今後の方向性を盛り込んだ最終報告書が来年6月に取りまとめられる。

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投稿者:gotsuat 10:03| 行政関連

 

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