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2009年12月03日

【知識】双日とロシア穀物協会 ロシア小麦のアジア向け販売で戦略的パートナーシップ契約締結

双日は、ロシア穀物協会と、世界最大の小麦消費市場の一つであるアジア市場でのロシア小麦の販売促進に向け戦略的パートナーシップ契約を締結した。ロシア穀物協会がアジア企業と戦略的パートナーシップ契約を結ぶのは今回が初めて。

ロシアは現在、米国・カナダ・豪州と並び、世界の主要小麦輸出国で2008年の年間輸出量見通しは1840万トン(世界第3位)。ロシア農業省は2018年には小麦輸出量を3500万トンまで拡大する計画を打ち出しており、ロシアは将来的に世界最大の小麦輸出国になるとみられている。

アジアの小麦市場は、人口の増加や経済成長に伴う食の欧米化を背景に拡大してきており、2008年のアジアの小麦輸入量は3450万トンです。これは世界の小麦輸入量の約26%を占めている。

双日は、アジア市場向けに約40年にわたる小麦販売の実績があり、2008年の小麦の取扱量は約400万トンで、これは世界の小麦輸出量の約3%にあたる。特に、インドネシアでは、同国最大の製パン事業や製麺事業を展開しており、また、ベトナムでは、同国の大手製粉会社であるインターフラワーベトナム社に出資するなど、小麦の加工事業者としての展開も併せて進めている。

双日とロシア穀物協会は、今回の提携の第一歩として、2010年2月下旬に、シンガポールにおいてロシア穀物セミナーを共同で開催し、ロシア小麦の拡販を図り、今後、アジア市場に加え、有望な小麦消費地域に成長するとみられる中東・アフリカ市場の開拓や、小麦の安定供給にかかわる施策についても検討を進める。

 

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投稿者:gotsuat 10:04| 知識