【流通】岩谷産業 純水素型燃料電池搭載のアシスト自転車「水素自転車」を開発
--- “水素が、動力源！” 関西国際空港で実証試験 --
岩谷産業は、純水素型燃料電池を搭載したアシスト自転車「水素自転車」を開発した。岩谷産業は、経済産業省が実施する「水素・燃料電池実証プロジェクト（ＪＨＦＣ）」の一環として、平成１８年〜平成２０年度まで３年間、燃料電池アシスト自転車の実証試験を行った。２１年度は、この実証研究の成果をベースに、一般の方による実証機モニター評価を行うために独自の改良を行い、「誰でも、安全に、簡単に、快適に乗ることができる水素自転車」をコンセプトに開発を進め完成させた。関西国際空港における試験的運用を１０月１３日から行なう。
水素自転車は純水素型６０Ｗ級燃料電池を搭載しており、水素ガスの供給のために当社が独自に開発した「水素カートリッジ」を搭載している。バッテリーの残量が少なくなると自動的に水素カートリッジから燃料電池に水素を供給して発電を行い、バッテリーに充電する。これにより充電器によるバッテリーの充電が不要になる。
水素自転車は、バッテリーの電力でモーターを駆動し、自転車の走行をアシストする。充電しながらのアシスト走行が可能で、バッテリーのみでの走行と比較して、約１．５倍の走行距離を可能にした。また、バッテリー電力残量を常時モニターしますので、一度運転スイッチをＯＮにすればバッテリー電力が少なくなると自動的に発電・充電が行われる。
岩谷産業は、今後、水素カートリッジの専用充填設備のある関西国際空港水素ステーションを中心とするエリアで、空港内の移動等に利用しながら、実証試験を進めるとともに、全国各地での展示会やイベントでも紹介し、水素エネルギーの普及啓発を行う。
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投稿者：gotsuat 10:03| 流通
