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2009年09月30日

【物流】伊藤会長、高速道路の無料化について言及

今月17日に行われたJR貨物の定例記者会見において、伊藤会長は、高速道路の無料化等について言及した。主な要旨は以下の通り。



・8月のコンテナ実績について

今年は全体を通して冷夏であり、清涼飲料水等が減送となったことも影響して、8月のコンテナ実績は13.4%減少。またGWの高速道路乗り放題での混雑がトラックに遅配等の影響が出たことの対応策として、盆休み期間にはコンテナ列車の運転本数を約1割増やした。その結果、地震や台風等の天災はあったものの輸送実績は3.8%増しとなった。しかし、消費や雇用情勢の悪さから、デフレ傾向は依然と継続しているように感じる。

 

・9月16日までの速報について

速報によると、コンテナが1.4%減、車扱いは2.3%増と良くなっている。しかしこれは、シルバーウィークの駆け込み需要が発生しているため。9月が終わると中間決算になるが、計画値との乖離があるので、経費削減と効率化の徹底を行い、コンテナを1個でも多く利用してもらうために、取引先も含めた働きかけを行い、収入確保を目指す。

 

・新政権のCO2 25%削減について

運輸部門としても大きく削減を求められているので、鉄道貨物輸送の立場では追い風と
なる。家電・食品業界を含め、少しでも鉄道貨物輸送を拡大していきたい。

 

・高速料金無料化について

トラック向けの高速料金の割引は拡大されたが、それと同時にインフルエンザの流行や世界的な大不況も始まったので、鉄道貨物輸送に対する具体的な影響は特定しかねる。しかしながら、高速道路が無料化されれば、今以上の影響は出ることは確実であり、逆モーダルシフトになると考えられる。その一方で、トラック事業者への鉄道貨物輸送のメリットをPRすることも実施している。

 

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投稿者:gotsuat 10:02| 物流事業者