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2009年09月25日

【物流】JR貨物 8月輸送実績

JR貨物がまとめた8月の輸送実績によると、主力のコンテナ輸送は1,563千トン(前年同月比13.4%減)となった。

8月は、中旬に発生した台風9号の接近に伴う大雨により輸送障害が頻発したほか、静岡沖を震源とする地震の影響を受け、月全体で高速貨92本、専貨が2本運休した。荷動きについては、月の前半は天候不順の影響を受けたほか、景気悪化に伴う製造業の生産調整が引き続き継続しているのを受け、季節物資の輸送が低迷した。また、自然災害による輸送障害の影響もあり前月と比較して改善はしたものの、月間を通じては低調に推移する結果となった。

品目別に見ると、コンテナ貨物はすべての品目で前年を下回り全体で前年比13.4%減となった。特に自動車部品は生産調整が続いていることもあり減送となったが、前月と比較すると一部に改善が見られた。コンテナの対前年同月比の実績は、昨年10月以降減少傾向にあり、2月には23.0%減まで落ち込んだ。今年度に入ってからも16.6%減(4月)、20.0%減(5月)、13.0%減(6月)、17.4%減(7月)と低迷を続けている。

車扱貨物はセメント・石灰石などが前年を下回ったものの、石油が500千トン(12.2%増)で、平成20年2月以来18ヶ月ぶりに前年を上回り好調であった。石油は昨年価格が高騰し消費が大幅に減少した。この反動に加え、特に揮発油について高速道路通行料金のETC割引の拡大でお盆期間前後に需要が増加したことが増送につながった。

 

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投稿者:gotsuat 10:02| 物流事業者