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2009年08月25日

【物流】国交省 「5両割れ」集中監査の結果を公表

国交省は、トラック運送事業者の許可基準の最低保有車両である5両を割込む事業者を対象に6月に実施した重点監査の結果を公表した。

これによると、対象1,018者のうち741者(72.8%)で法令違反が確認された。内訳として、「点呼関係違反」が439者(43.1%)と一番多く、次いで「指導監督関連違反」395者(38.8%)、「乗務時間等告示の遵守・健康状態の把握違反」306者(30.1%)、「社会保険未加入」298者(29.3%)、「乗務などの記録違反」281者(27.6%)となっている。

同省は法令違反事業者に対して早急に改善を指示するとともに、行政手続法に基いた処分を行うとし、重点監査の対象にならなかった事業者に対しても順次、呼び出して監査を実施する方針である。

また、5両割れ事業者に対し、運行管理者の選任義務付けも検討している。しかし、運行管理者試験など資格所得には相当の期間が必要なことから、貨物自動車運送事業安全輸送規則の省令改正を年度内におこなえるかは不透明である。施行後も所得に関して一定の経過期間を設ける可能性もある。

 

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投稿者:gotsuat 10:02| 行政関連