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2009年08月21日

【流通】アイリスオーヤマ 音声で地震を警告する家庭用防災用品「緊急地震速報機」発売

--- 揺れる前に音声で地震を警告する家庭用防災用品 ---

生活用品製造卸のアイリスオーヤマは、FMラジオ局から放送される緊急地震速報(※)を大音量で知らせる『緊急地震速報機』を全国のホームセンターやGMSなどで発売する。

家の中での地震による死傷の原因は、「家具・電化製品の下敷き」、「ガラス・金属片・建物の構造物の破片」、「天井・柱等の建物の下敷き」が上位を占め、その合計はおよそ9割に及ぶ。一方、家の中での地震による死傷に関する研究では、地震直撃のわずか5秒前に家具・電化製品・窓などから離れるだけで、死傷者を約80%減らすことができるというレポートが発表されており、地震発生前に警報をキャッチすることが被害の拡大防止につながるといえる。

現在、気象庁では、地震波(P波/初期微動)をキャッチし、震源や規模、想定される震度等を自動計算した上で震度5弱以上を予測した場合、地震による強い揺れ(S波/主要動)が始まる前に緊急地震速報(警報)として全国の放送局等に警報を配信している。緊急地震速報はテレビやラジオ、インターネットなどを通じて流れているが、テレビやラジオなどをつけていない時や就寝時には聞き逃す。アイリスオーヤマではこの点に着目し、ラジオからの緊急地震速報を自動的に受信し、警報を発する『緊急地震速報機』を開発した。

『緊急地震速報機』は、気象庁から地元FM局を通して放送される緊急地震速報を自動受信し、地震発生直前に音声で警告する。地震による強い揺れ(S波/主要動)が直撃するまでの数秒間で地震災害に対する自己防衛行動(家具・電化製品・窓から離れる、コンロの消火等)ができ、地震被害の軽減に役立つ。電源をON状態にするとFM放送を消音状態で受信する。緊急地震速報のチャイム音を感知すると自動で起動し、最大85dBの音量でスピーカーからラジオの緊急地震速報を流す。ラジオ放送からの緊急地震速報なので、契約料、月額使用料、管理費などのランニングコストは不要。


※緊急地震速報 気象庁が地震直後の小さな揺れ(P波)をとらえて大きな揺れ(S波)の前に震度や震源などを予測して情報を発表するもの

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通