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2009年07月21日

【流通】住友電工 発振波長531nmの純緑色半導体レーザーを開発

--- 世界初の純緑色半導体レーザの発振に成功 ---

住友電気工業は、半導体から直接発振できる発振波長531nmの純緑色半導体レーザの開発に成功した。

レーザ光源を用いたレーザTVや携帯型レーザプロジェクタなどのレーザディスプレイは、高輝度・高精細に加え、従来にない小型・軽量・低消費電力といった特長があり、製品化を目指した開発が活発化している。現在、光の三原色(赤・緑・青)光源としては、赤と青は半導体レーザで実現されていますが、緑は赤外レーザ光を特殊な光学結晶で波長を変換することで得られており、緑色光を直接発振させる半導体レーザは実現できていなかった。緑色領域では青色発光ダイオードに使用されている窒化ガリウム系半導体が検討されるが、青色から緑色へ波長を長くすることで発光効率が大きく低下するという問題があった。

住友電気工業は、この問題を克服できる窒化ガリウム結晶を新たに開発し、これを用いて半導体レーザでは純緑色領域で世界初となる波長531nmでのレーザ発振(室温、パルス)に成功した。なお、今回の開発に関して住友電気工業は、関連特許を60件以上出願している。緑色半導体レーザの実現により、光の三原色(赤・緑・青)レーザ光源が揃い、これまでにない新しい応用製品への展開が期待される。

住友電気工業では、今後も当社独自の窒化物系半導体技術を活用した事業展開を図っていく。

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通