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2009年06月09日

【知識】タカラバイオとコージンバイオ 細胞培養用培地事業で提携

タカラバイオと、コージンバイオとは、タカラバイオ子会社の宝日医生物技術(北京)有限公司(以下「宝日医」)の敷地内において建設計画中の新規工場棟にて、コージンバイオの子会社(孝仁日医生物技術(北京)有限公司、設立手続き中)が細胞培養用培地製品の製造を行い、タカラバイオグループが当該製品を独占的に販売することについて、基本合意した。

2004年にタカラバイオが中国北京市の中関村生命科学園内に設立した宝日医は、タカラバイオが中国の医療機関と共同で進めているがん細胞免疫療法の臨床開発支援や、タカラバイオ子会社のクロンテック社製品及びリンパ球培養用培地等の中国国内販売を行ってきた。近年、中国での細胞医療分野の研究開発が活発化しており、宝日医がタカラバイオ製のリンパ球培養用培地(コージンバイオ社よりOEM供給)の市場開拓に努め、順調に売上を拡大している。

タカラバイオ及びコージンバイオ社は、中国での今後の細胞医療分野の研究開発がさらに加速していくと考え、宝日医が建設計画中の新規工場棟の一部を細胞培養用培地製品の製造向けにGMP製造が可能な施設として建築し、その施設をコージンバイオ社の子会社が賃借して細胞培養用培地を製造し、宝日医が独占的に販売することに基本合意した。2010年3月中に新規工場棟を完成させ、2010年4月より製造販売を開始する計画をしている。この基本合意により、コージンバイオ社の細胞培養用培地の製造に関する技術力と、タカラバイオグループの細胞医療分野における研究開発力及び販売ネットワークを、相互に有効活用することにより、今後市場拡大が見込まれる中国における細胞培養用培地事業において、確固たる地位を築いていきたいとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:04| 知識