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2009年04月06日

【知識】独バイエル 米ジェンザイム コーポレーションと戦略的提携

ドイツ・バイエル ヘルスケアは、ジェンザイム コーポレーションとの新たな戦略的提携に合意した。

この提携で、バイエルは、血液がん関連製品の権利をジェンザイムへ供与/返還する。このなかには、B細胞性慢性リンパ性白血病治療薬として、MabCampath/マブキャンパス或いはCampath/キャンパスの製品名で販売されているアレムツズマブの開発権及び販売権の返還と、Leukine/リューカイン(一般名:サルグラモスチム)とフルダラ(一般名:フルダラビンリン酸エステル)の既存及び将来の適応症における世界での独占的使用権の供与が含まれている。これにより、バイエルはジェンザイムから、ジェンザイムが達成する売上に応じたロイヤリティと達成報酬として、最大6億5000万米ドルを受け取る。バイエルは、オンコロジー領域において、リソースをネクサバールと現在第II相臨床試験中の開発品に投入する。

またこの提携に基づき、バイエルは、アレムツズマブの世界での販売権と開発権をジェンザイムに返還するが、既に実施されているアレムツズマブの多発性硬化症(MS)を適応症とした共同開発は継続する。同剤の開発が成功し、アレムツズマブの多発性硬化症への適応が承認された場合、バイエルは、この適応症におけるアレムツズマブの世界での共同プロモーション権を行使する。またその場合、バイエルは、今後10年間に渡り、ジェンザイムの達成売上の20〜35%にあたるロイヤリティとして、最大125億米ドルを受け取る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識