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2009年04月02日

【知識】日本風力開発と出光興産 再生可能エネルギーで共同事業

日本風力開発出光興産は、風力発電事業を中心とした再生可能エネルギーへの両社の取り組み方針について「共同事業に関する協定書を締結した。

人類の健やかなる繁栄が持続的に成し遂げられるための前提である地球環境の保全とエネルギー資源の多様化に対する両社共通する強い問題意識に基づいて、協力して取り組むべきテーマの選定と事業化の分野及び方向性について検討を重ねてきた結果、風力を始めとした再生可能エネルギーの開発を促進し、CO2フリーのエネルギー供給を拡大して行くことをテーマとして、具体的な事業化の分野と方向性につき、両社間で合意に至った。今後、本協定に基づき、個々の案件の具体化及び検討を進めて行く。

事業化の分野と方針は、(1)国内外における風力発電事業、(2)蓄電池併設風力発電所の運営、(3)O&M関連事業の協業と事業開発、(4)風力以外の自然エネルギーの導入促進・開発の4つ。

(1)国内外における風力発電事業
国内外を問わず、風況調査などの開発初期段階から共同して発電所の開発を行うなど発電所建設を促進し、中長期的に相当規模の発電所ポートフォリオの運営を共同で行うことを検討する。ただし、風力発電に関連する法制度は流動的ですので、開発を進める国地域、投資金額やタイミングについては慎重に確認しながら決定する。

(2)蓄電池併設風力発電所の運営
共同で出資・運営する蓄電池併設型風力発電事業については、当該発電所で発電される出力制御可能な電気を出資シェアを目安としてそれぞれ引き受け、それぞれの企業の戦略に基づき販売する。最初の共同出資プロジェクトとしては、現在日本風力開発の連結子会社である二又風力開発の二又風力発電所(青森県上北郡)を対象としている。

(3)O&M関連事業の協業と事業開発
(O&M:Operation&Maintenance 発電所の運転と補修のこと)
自社発電所の収益性向上を目的として、日本風力開発のメンテナンス技術・ノウハウに出光の潤滑油や設備保全のノウハウを融合することを検討する。また、不採算事業の再生やコンサルティング事業への参入も検討する。

(4)風力以外の自然エネルギーの導入促進・開発
太陽熱発電、地熱発電、水力発電、波力発電およびバイオマス発電等の風力発電以外の自然エネルギー導入促進についても協業の可能性を検討する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:00| 知識