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2009年03月27日

【知識】大阪ガスなど、家庭用SOFCコージェネレーションシステムを共同開発

大阪ガスと京セラ、トヨタ自動車、アイシン精機は、家庭用固体酸化物形燃料電池(以下「家庭用SOFC※1」)コージェネレーションシステムを共同で開発する。

家庭用SOFCコージェネレーションシステムは、総合効率に占める発電効率の割合が高いことから、熱需要が比較的少ない住宅でも環境性・経済性のメリットを充分に発揮でき、発電ユニットが小型であり、排熱量が少なく貯湯温度が高いことから排熱利用給湯暖房ユニットもコンパクトに設計できるため、スペースに制約のある戸建住宅や集合住宅への設置性にも優れる家庭用コージェネレーションシステムとされている。

大阪ガスと京セラは、持続可能な社会への貢献を目指し、環境に優しい家庭用SOFCコージェネレーションシステムの普及拡大を図るため、以前から共同開発を実施し、耐久性の向上、システムの小型化など、実用化に向けた取り組みを推進していた。

一方、トヨタ自動車とアイシン精機は、かねてより、企業の社会的責任として地球環境保全に大きく貢献できると考え、共同で発電出力1kW級の家庭用固体高分子形燃料電池(以下「家庭用PEFC※2」)コージェネレーションシステムの開発を行なってきた。

今回の合意により、主に大阪ガスが排熱利用給湯暖房ユニット、京セラ・トヨタ・アイシンが発電ユニット(SOFCのセル及びスタック※3は京セラ)を担当し、また4社共同で、家庭用SOFCコージェネレーションシステムの評価などを実施する。今後4社は、大阪ガスの排熱利用などのコージェネレーション技術、京セラのファインセラミック技術、トヨタ自動車・アイシン精機のシステム化技術といった、各社が培ってきた技術やノウハウを統合・活用することで、家庭用SOFCコージェネレーションシステムの開発を加速する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:09| 知識