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2009年03月10日

【知識】NTTファシリティーズなど 情報通信・データセンター用大容量リチウムイオン電池を共同開発

NTTファシリティーズと新神戸電機は、共同でIT装置バックアップ向け大容量リチウムイオン電池を開発した。

リチウムイオン電池は小型・軽量・大出力という特性から携帯電話やパソコン用、さらに最近は自動車や産業用など様々な用途に向けた開発が加速している。特に自動車用のリチウムイオン電池の大容量化や量産化の動きは、産業用にもリチウムイオン電池が大きく普及していく素地となりつつある。産業用として現在主流の鉛蓄電池に変わる省スペースで安全性にも優れた難燃化を施した長寿命の据置形フロート仕様リチウムイオン電池が求められていた。

今回開発した大容量リチウムイオン電池はNTTグループをはじめデータセンター、放送局、金融業など、多数のユーザーが現在運用中の、高い信頼性が要求されるIT機器用電源システム用として導入されることを目的としている。将来は給電システムの高信頼、高効率、省コスト化に向けた高電圧直流給電方式(HVDC)への適用も視野に入れている。NTTグループでは2010年より導入を計画しており、省スペース化の要求が高い都市部への導入効果が大きいと想定している。
新神戸電機は、NTTファシリティーズと共同開発した技術によって、非常照明等停電時バックアップ用途にも積極的展開を予定している。更には、今後の大容量リチウムイオン電池の市場拡大に備えて開発技術者と設備を増強し、産業用途での需要に対応していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識