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2009年03月06日

【流通】大日本印刷 ガラス同等レベルの超バリアフィルムを開発

--- 有機ELや有機太陽電池などの薄型・軽量化に最適 ---

大日本印刷は、有機ELや有機薄膜太陽電池などに最適な水蒸気透過率がガラス並の優れたバリア性能を持つ超バリアフィルムを開発した。

有機ELや有機薄膜太陽電池などの有機デバイスは、水分に弱いという性質があり、現在そうした製品の基材としては、ガラスなどの無機材料が使用されている。近年、薄型・軽量・フレキシブル化という要望が高まり、ガラスに代替する基材として、水蒸気透過率の高いバリア性能を持つ超バリアフィルムが求められてた。

大日本印刷は、水蒸気透過率の高いバリア性を達成する樹脂フィルム基材の超バリアフィルムの開発に成功した。

クリーン度や真空プロセスの精密制御により、緻密で平滑なバリア層を形成することが可能となり、これらの特性を得ることができた。同時に密着性、耐熱性、フレキシブル性などの特性も、有機デバイスへの使用に適したレベルを達成している。この超バリアフィルムは、ガラスと異なり巻取状に作製可能であるため生産性が高く、量産時の低コスト化が可能になる。今後、量産化に向けた製造技術の開発に取り組み、有機EL、有機薄膜太陽電池、などへの応用を働きかる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通