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2002年09月12日

【物流】特積、半数以上が鉄道利用

全日本トラック協会まとめた、トラックと鉄道を組み合わせたインターモーダル輸送システムのあり方に関する調査報告書によると、特別積合せトラックの半数以上は鉄道を利用し、関東から北海道や九州向けの長距離が圧倒的に多いことがわかった。また、荷主の7割が鉄道コンテナで運べる製品を扱っているものの、実際に利用しているのは15%にとどまり、営業用トラックに委託するケースが多いことも判明。日本貨物鉄道(JR貨物)へのニーズとして、トラック会社はダイヤ編成の柔軟性、輸送力の増強、荷主が料金引き下げや24時間、365日対応、リードタイム短縮などを求めている。

全ト協では、201両以上を保有するトラック事業者82社と荷主447社に実施したアンケート結果を分析。その結果、鉄道利用の理由として、「全体の輸送コストが削減できる」がいずれも最も多く、「運転者不足」や「環境負荷低減」を挙げるところはわずかだった。利用しない理由は「輸送ロットが鉄道コンテナに適合しない」とするところが目立った。一般では「利用運送許可を受けていない」が回答の3分の1を占めた。

荷主の主な輸送モードは以下の順。

1.営業用トラック(貸し切り)  35.0%
2.同(路線便・宅配便)  31.4%
3.トラック−鉄道−トラック  15.5%
4.トラック−内航海運−トラック  10.7%

モード選択の理由は「輸送コスト削減」、「輸送時間短縮」、「輸送ロットの適否」などが上位となっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:18| その他