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2003年05月13日

【物流】雪印乳業、SCM(サプライチェーン・マネジメント)を導入

雪印乳業は、在庫圧縮と商品回転適正化を図るためマーガリンとプロセスチーズを対象に
SCM(サプライチェーン・マネジメント)を部分的に導入する。

同社は物流業務を行うロジスティック部と生産管理を中心とするSCM推進部とを分けてる。
ロジスティック事業部としては、自社の車輌や在庫倉庫を所有せず、基本的に物流会社に
全面委託するという考え。

今回、SCMを導入する効果として、これまでのように、生産から配送計画までの流れが整わず在庫の偏在や過剰が生じ、コスト圧縮を困難にしていたのがなくなるとみる。
また、店頭には新しい日付の商品を置きたいというニーズにも対応できる。

配送面においても、従来の配送パターンを変更し、これまでの週2,3回の配送しか
行えなかった地域でも毎日配送にしていく。輸送頻度は増加するものの配送サービスの
向上と在庫の圧縮が可能になるとみている。

今回の導入は、同社の取引先である流通業や卸売業において、SCMの導入が進み、
雪印乳業としてもその流れにあわせていく必要があった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:20| 荷主企業