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2003年07月10日

【物流】内外価格調査 -02年9月〜11月-

経済産業省は2002年度の『産業の中間投入にかかる内外価格調査』を4日に発表した。

この調査は、日本経済の高コスト構造の是正や活性化に向けた取り組みに反映させるのを
目的に、米国、ドイツ、韓国、台湾、香港、シンガポール、中国の7カ国・地域を対象に
去年の9月から11月時点の工業薬品152品目と産業向けサービス34品目を調べたものである。

この中の、産業向けサービスの中で、米国との運輸の内外価格差は1.84倍であったが、
17品目中、一般道路貨物、特別積み合わせ貨物、港湾運送サービス、倉庫などの9品目に
おいては米国よりも割安となっている。

運輸の面で見ると、7カ国・地域の平均は2.13倍。
17品目別に米国に対する内外価格差を見てみると、特別積み合わせ貨物(20KG、200km)が0.99倍、港湾運送サービスが0.78倍、倉庫が0.68倍など、9つのサービスで1.0を下回ったが、一般道路貨物(4t、500km)が1.82倍、内航貨物輸送が5.23倍、外洋貨物が2.14倍など8つのサービスが割高だった。

産業向けサービスは地域性、個別性が強く、具体的な取引価格を公表していないケースも
多いことを踏まえ、今回の調査結果は全ての取引事例に当てはまらないことに留意
する必要があるとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:46| 行政関連