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2008年12月25日

【知識】SAPジャパンとNEC、中堅企業向けビジネスで協業強化

SAPジャパンNECは、中堅企業向けビジネスにおける協業を強化した。具体的には、SAPが提供する中堅企業向けERP導入プログラム「SAP(R) Business All−in−One fast−start program(エスエイピー・ビジネス・オール・イン・ワン・ファースト・スタート・プログラム)」のプラットフォームとして、NECのサーバ「Express5800シリーズ」が選定され、SAPジャパンおよびそのパートナー企業が販売する。

今回の協業により、SAPジャパンは、高性能/高信頼のプラットフォーム技術を有するNECをハードウェア・パートナーとすることで、ERPパッケージの提供だけにとどまらず、トータルシステムとして高パフォーマンスなソリューションを提供できるようになる。一方、NECは、国内におけるSAP(R)Business All−in−One fast−start programに対応しているハードウェア・ベンダーとして、SAP社、およびそのパートナー企業を通じて「Express5800シリーズ」の拡販を図ることができる。

同プログラムは、サービス、商社・卸、組立製造業界の中堅企業に向けた、低コストかつ短期間でのERP導入を可能にするプログラムで、パートナー企業との協業により2008年8月から開始した。同プログラムは、「オンライン・ソリューション・コンフィギュレーター」と呼ばれるSAP社のWeb上の機能を利用し、顧客が従業員数、ライセンス数を入力し、必要なソフトウェア機能を選択していくだけで、導入に掛かる費用の試算をすることができる。導入時には、OS、データベース、SAP ERP などと、上記で選択した設定情報をハードウェアにプリインストール済みの状態で顧客に提供することを特徴としている。このアプローチにより、仕様決定や導入にかかる期間を大幅に短縮し、会計、販売、購買、在庫、その他の機能を統合的にサポートするSAP ERPの導入を3,000万円台〜という低価格(ソフトウェアライセンス、ハードウェア、導入サービス込)で実現可能にする。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:24| 知識