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2004年02月18日

【物流】三井造船、天然ガスの輸送システムを発表

三井造船は天然ガスを氷状にした「NGH」(天然ガス・ハイドレート)の製造及び輸送システムのプラントを完成したと発表した。

NGHは従来のLNG(液化天然ガス)に代わる輸送手段。液化ではなく氷状のため輸送船での荷役や積載率の向上などにつながる。貯蔵に関してはLNGでは液化プラントの設置コストや摂氏マイナス162度という温度帯のため特殊な運搬船・貯蔵タンクが必要となる事に比べ、NGHは一般的な冷凍庫の温度帯である摂氏マイナス10数度で維持できる為プラントの設置などのコストを抑制できる。

同社では2007年をメドに国土交通省からの受託研究事業として独立行政法人の海上技術安全研究所などと共同で、NGHの運搬船も含めた一貫輸送システムの実用化に取り組む。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:37| 荷主企業