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2008年12月18日

【知識】スカパーJSAT、米LMCとBS/CSハイブリッド衛星の調達契約を締結

スカパーJSATは、放送衛星システム(以下B−SAT)と2011年に共同で打ち上げるBS/CSハイブリッド衛星について、同衛星のメーカーであるLockheed Martin Corporation(以下LMC)と調達契約を締結した。
同社は、現在BS放送と同じ軌道位置である東経110度上の通信衛星を用いて、CSデジタル放送「スカパー!e2」サービスを提供している。同サービスは2008年11月末現在約72万件の個人契約件数を有しており、今後も受信機を内蔵したデジタルテレビの普及を背景に更なる加入者増が見込まれている。
同社は、同サービスの安定的継続および東経110度衛星放送事業基盤の強化を目的として、同軌道上のバックアップ通信衛星(JCSAT−110R)を調達するものである。
日本で初めてとなるBS/CSハイブリッド衛星は、BSAT−3cとJCSAT−110Rで構成される共同衛星であり、B−SATはBS部分を、スカパーJSATはCS部分の専用使用権を有し、共同衛星化することにより、衛星費用、打ち上げ費用、打ち上げ保険費用、管制費用等を削減できる。
同社は、総務省の「平成23年以降の新たなBSデジタル放送に係る委託放送事業の認定に関する基本的指針」に沿って、今後も東経110度衛星放送の普及促進および映像の高画質化(HD化)に貢献していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:33| 知識