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1999年12月03日

【流通】運輸省 物流情報プールシステムの構築へ

運輸省が今年度第二次補正予算で要求していた「物流情報プールシステム開発事業」に3,800万円が予算化された。荷主とトラック事業者の求車・求貨情報をマッチングするシステムとなるこのシステムは、通産省も予算化しており、両省の共同開発となる。

あ: ついに国が動き出しましたね

や: 運輸省の調べでは
トラック積載効率は全国平均で
約47%といわれるから
まだまだ余地はあるって事だよね

あ: 要するに今の物流需要と供給のマッチングは
まだまだレベルが低いって事ですよね

や: マッチング率を上げる為にも
ドライバーの業務範囲を明確にしないとね

   輸送部分のコストが下がっても
荷物の受け渡し部分でコストUPになってしまえば
意味ないじゃんか

あ: その為にも業務の明確化は
これから物流業にとっても
必要になってきますよね

や: こうした「部分」の追求も重要だけど
「物流コスト」としてでなく
「流通コスト」として
捉えるようにしないとね

あ: これはよくおっしゃいますよね

や: 口が酸っぱくなるくらい言ってるよね

あ: 流通って言ってもいろんなパターンがありますよね

や: そう、例えばGMSでいえば
A社・B社があると
それぞれの流通システムを作っているんだけど
消費者は、同じ(価値の)商品であれば
当然安い方を選ぶよね

あ: 立地的な問題を抜きにすれば
当然安い方のGMSで買いますよね

や: それは結局のところ
流通システムの「差」になるんだよ

あ: その流通システムでの「差」をつける為の一つとして
物流コストダウンが必要になるという事ですよね

や: その為に今回紹介したような取り組みを
国が行なうっていうのは
意義があるよね

あ: 他にもこうした求貨・求車情報サービスが
登場していますが
物流業者にとっても変革の時期に
入っているんじゃないでしょうか

や: そうだね
BP(ビジネスプロセス)が根本的に見直されるよ、
こうした仕組みを上手く活用できた方が強くなるよ
そして情報の発信・収集をもっと効率よくしていけば
物流業界もシステマティックな世界になっていくよ

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投稿者:gotsuat 14:33| 流通