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2008年10月29日

【知識】ブリヂストンなど、リチウムイオン電池用難燃性電解液実用化に向け共同開発

ブリヂストンは、リチウムイオン電池用難燃性電解液の実用化に向け、セントラル硝子と共同開発を実施することに合意致した。

リチウムイオン電池は小型・軽量で、電気容量も大きいことから、ハイブリッド自動車や電気自動車に代表される自動車用電源などへの普及が期待されている。しかしながら、リチウムイオン電池の電解液には可燃性の溶媒(溶剤)が用いられているため、過充電や短絡(ショート)などの異常状態下で使用されると破裂や発火の恐れがあり、これをどう制御するかが課題となっている。既に、安全回路 を使用するなどして、危険を未然に防ぐ技術が構築されているが、さらに高い安全性を付与するためには本質的な安全策が望まれている。

ブリヂストンが開発し、日本化学工業が製造・販売を行っているリチウムイオン電池用電解液不燃剤「ホスライト」 と、セントラル硝子が開発した電池性能を大幅に高める電解液を組み合わせることで、優れた電池性能と安全性を両立できることが明らかになったため、今後、両社共同で電解液の最適化検討を行い、早期実用化を目指していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:18| 知識