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2008年10月22日

【流通】三洋電機、ヤマト運輸と共同輸送システムを構築

ーー大型業務用機器輸送のモーダルシフトを推進ーー

三洋電機は業務用空調機、業務用冷凍冷蔵庫をはじめとする厨房機器、ショーケースやバイオメディカ機器等の大型業務用機器輸送において、トラック輸送から31フィートコンテナを使用した長距離鉄道輸送に切り替える、モーダルシフトを推進。その第1弾として、群馬・福岡間でヤマト運輸と共同輸送システムを構築し、10月中旬より輸送を開始した。

従来、業務用機器は大型商品が多く、商品サイズがまちまちであるため、トラック輸送が一般的であり、モーダルシフトには不向きとされていたが、今回スタートした共同輸送システムでは、両サイドが開く集荷用大型トラック(10トン)の荷台と31フィートコンテナが同じ形状・同等の積載量であることから、トラック輸送と鉄道輸送を組み合わせた、大型業務用機器の輸送が可能となった。

今回の共同輸送システムでは、三洋電機・東京製作所(群馬県邑楽郡大泉町)から三洋電機・九州物流センター(福岡県糟屋郡久山町)間の物流のうち、越谷貨物ターミナル駅(埼玉県越谷市)と福岡貨物ターミナル駅(福岡県福岡市東区)間、約1,200キロメートルを鉄道輸送に切り替える。往路で九州物流センターに業務用機器を納入後、復路は、コンテナにヤマト運輸福岡ベース(福岡県福岡市東区)の宅急便を積載して、福岡貨物ターミナル駅から越谷貨物ターミナル駅に戻るシステムとなっており、全区間トラック輸送した場合に比べ、1往復約3.7トンのCO2を削減でき、年間では200トンのCO2削減が可能になる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:32| 流通