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2001年09月12日

【流通】価値比重がハードからサービスへ

――日本IBM 既存ブランド見直し――

ま: ちょっと聞いて下さいよ〜
かなり不愉快です!!

「日本IBM 既存ブランド見直し」

日本アイ・ビー・エムは、個人向けデスクトップパソコンの統一ブランド「Aptiva(アプティバ)」シリーズを廃止し、企業向けの「NetVista(ネットビスタ)」に統一する。ノートパソコン「Thinkpad(シンクパッド)」についても、企業市場を中心に戦略の見直しを行う方針。
 


ま: あの「アプティバ」が
なくなっちゃうんですか・・・?
今まで「アプティバ」ブランドの確立に費やした努力って・・・
せっかく築いてきたのに・・・もったいない・・・

でも ここ最近の経済の動きを見ますと
IT関連企業の不調もありますし・・・
非常に厳しい時ですからね

あ: 確かにもったいない・・・とは思うけど
でも今日はそういうブランドに関する話じゃないんだよ

ま: ???

あ: IT関連企業として
新しいビジネスモデルへの進化を遂げようとしている時期かもね

ま: 事業の売却や
大型企業同士の合併・・・
特にここ数ヶ月
大きな変化が・・・

あ: ハードの価値として
パソコンを提供するというよりも
そのパソコンの能力を最大限に発揮できるような
環境づくりやセッティングが必要だからね

ま: そうそう
F1でも
エンジンの馬力だけじゃあ
なかなか勝てないようです
マッチしたセッティングって大事なんですよね

でも 個人がパソコンを購入する場合
買った後のサポートや
取り付けといった様々な「サービス」に対する
要望というのも大きいと思うんですけど・・・

あ: それはユーザーによって異なるでしょ
自分でなんでも解決できる人にとって
セッティングやトラブルの対応って
必要ない人にとっては
過剰な部分があるでしょ

ま: そうですよねぇ
僕のようなスキルの高い人間にとっては
その分価格を抑えて欲しいって思います

あ: 「ま:」さんのスキルでもねぇ・・・???
ちょっとひっかかるけど。。。

確かにサービスといっても
利用する人と必要でない人
それぞれだと思うけど・・・
今、IT導入に関して言えば
こうしたソフトとしてのソリューションの
価値が高まってきている
個人に対しても
今後価値が高まっていくとなると・・・

例えばパソコン本体の価格としてよりも
その使い方の提案だとか
最もパフォーマンスを発揮できる環境づくりであるとか
そうした提案力によって
価格設定に違いが出てくるようになるかも・・・

ま: ん?
どういう事ですか・・・?

パソコンのスペックによって
価格が変わるのが常識ですけど
例えば作曲するのにパソコンを使いたいっていう人に
その他必要な機器やネットワーク環境までを
全て設定してあげたり・・・

かなり知識が豊富な人だと
自分でパソコンを組み立てる人もいますけど
そういう人って電気街とかに行って
自分で部品を調達する・・・
こういう人達って
問題解決力がありますから
ハードとしての価値だけが重要なんですね!

あ: つまり・・・
無形のサービスとして
どれだけ価値あるものなのか・・・?
消費者としても
自分が必要としたサービスだけに
お金を支払えるような・・・

必要なサービスにする対価として
価値が認められるようになってくるだろうね

ま: ハードを購入するかのように
アフターサービスや電話相談による対応など
加重的な価格になっていくかもしれませんね

あ: サービスというソフトに対する価値が
高くなっていく時代・・・
本当に必要で役に立つサービスに対する
価値交換が今以上に細かい設定において
促進されていく・・・

ま: サービス = 無料の考え方が
終わるんですね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:59| 流通