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2008年09月18日

【流通】日本通運、UHF帯RFIDによる「貨物追跡システム」を導入

——高品質・リアルタイムのトレーサビリティの実現へ——

日本通運は、国際航空貨物輸送分野におけるトレーシングサービスを強化するため、業界に先駆けてUHF帯のRFIDによる「貨物追跡システム」を導入し、9月30日から運用を開始する。

導入検討にあたり、成田空港外の日通の施設及び上海浦東空港外の日通の施設における、実運用に向けた読み取り実証実験を行ってきた。実用化の目処がたったため、RFIDシ ステム導入への豊富な実績と高い技術力を持つ日立製作所をソリューションパートナーとし、UHF帯のRFIDを 使用した「貨物追跡システム」を本格的に導入することにした。

同システムでは、ISOが定める国際標準規格に準拠した日立のUHF 帯のRFID「_−Chip Hibiki」を採用し、UHF帯のRFIDを業界で初めて国際航空貨物分野に実際に取り入れ、ユーザーの求める「サプライチェーンの見える化」及び業務プロセスの改善を支援する。

今後の物流需要の増大が一層見込まれる上海浦東空港への輸出貨物において運用を開始し、順次国内5拠点、海外13拠点へ展開していく予定で、温度・衝撃センサーとRFIDとの連携による輸送中情報の付加サービスの提供、環境問題への取り組み(反復資材管理・環境規制情報の付加)にも寄与する仕組みの構築により、さらに高品質なサービスの提供を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:37| 流通