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2002年05月15日

【流通】「知ってて得した!」→「教えて得した!」

――ナビットが「草の根情報」を収集・提供――

ま: どこかないかな〜 いい物件・・・

あ: えっ? 「ま:」さん部屋探し?

ま: そうなんですよ
でも 引越しするって訳じゃありません
ちょっと見てみよっかなぁって思っただけですよ

あ: なんだ。。。 一大決心したのかと。。。

ま: な、何言ってるんですか!
意味深な。。。

あ: で、良いと思う物件見つかった?

ま: 情報誌を適当に見てるんですけど。。。
なんか 「他にもあるハズ!」って思っちゃうんですよね

意外と情報誌に掲載されてない
貴重な物件もあるような気がするんですよ

あ: 甘いな。。。

でも確かにそれはあるかもね
近所のおばちゃんの方が知ってたりして?

そこに目をつけてこんな事も・・・・

『ナビットが「草の根情報」を収集・提供』

交通関連情報制作のナビットは駅前や市町村など特定の狭い地域を対象とした「草の根情報」の収集・提供サービスを始める。主婦などを活用して空き地などの量販店の安売り情報から不動産情報、工事状況、といった情報を集め、マーケティング手段として企業に提供する。同社独自の交通コンテンツと組み合わせての提供や携帯電話などへの配信にも取り組む。

ま: 草の根情報源の活用ですね!
例えばスーパーのタイムサービス情報などを
発信できる仕組みって事ですね!
価値があると思われる情報に関しては
一気に伝播するでしょうね!
「今日はここのスーパーの方が安い!」とかね!

あ: それとこうした情報の収集と発信という行為自体が
価値がある活動だと言う事
そして消費者自身がそれを
認識し始めるかもしれない事が
重要じゃないかな?

つまり。。。 
自分がその情報を知ったことによって直接的に得をする――
例えば安売り商品を手に入れたとか・・・
それ以上に その情報自体を発信することによって
何らかしらのメリットが得られるって事が浸透して・・・

ま: 情報収集 そして発信競争に?
なんだかスパイみたいですね

あ: そこまでいくかはわかんないけど。。。
「知ってて得した!」から
「教えて得した!」って事になるんだよ きっと!
自分だけその恩恵を受けることよりも
その情報を欲しいと思う人に的確に伝える事の方が
結果として価値があったり・・・

ま: ちょうど視聴者からのコンテンツによって
成り立つテレビ番組の
商品 賞金制度みたいですね
自分だけ楽しむんじゃなくて。。。
みんなを楽しませることができれば・・・

でも・・・これって消費者全員 パパラッチ状態???

あ: そんなパパラッチなんて。。。

でも特定地域内における商店間の競争が
より激しいものになっていくんだろうね・・・

ま: あそこは他よりも安い! とかね!!!

あ: 末端にいる消費者ベースで
情報の受発信による価値認識によって
結果としてより厳しい価格競争になっちゃう業界もあるって事

   そして消費者にとっても
普段過ごしている中で
何気なく収集・比較・検討している身近な情報が
どんな人に どんなタイミングで発信することができれば
結果として価値を得られるのか? ってことも
考えるようになるかもよ!?


例えば・・・
残りわずかしかない商品を自分が買うのか?
その情報を欲しいともう人に発信する事によって
得られる価値報酬だとか・・・
それぞれ比較して・・・ 最終判断するようになったり・・

ま: つまり 閉店時間近いスーパーで
ぎょうざの皮残り1袋を発見しても 自分が買わずに 
ぎょうざの中身をつくってしまってから
「あっそうだ! ぎょうざの皮買うの忘れてた!」って人に
教えてあげた方が 価値があるって事ですね!

あ: そんな人をみつける方が大変だよ・・・

ん。。。 待てよ。。。

そうだよ! そうそう!
   「欲している人情報」の収集・発信とのマッチングだね!
SCM DCM を結ぶ上で必要な
「Want 情報」の収集と発信 そしてマッチングって事!
その情報収集源・発信が
企業主体から 消費者からのボトムアップ式になる時代だよ


広告・マーケティング手法も
トップダウンからボトムアップの時代かな???

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:35| 流通