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2002年05月22日

【流通】頑固オヤジがSCMを!

――ローソンが「隠れた名店シリーズ」第2弾を発売――

あ: お腹すいた〜!!

ま: そんな大声ださないで下さいよ
恥ずかしい。。。
それにまだ昼前ですよ!!!

あ: 昨日 晩ご飯食べてないんだよなぁ。。。

ま: 朝ご飯は?

あ: 食べてない。。。

ま: そりゃぁ お腹減りますよ!!!
って 言っても まだお昼休みまでだいぶ時間がありますから
ガマンして下さいよ!!

あ: ちょっと 早く済まそうよ
そうだっ!!
この前話していたラーメン屋に行こう!
あそこ昼前から行列だもん
今からだとすぐ食べれるよ!!

ま: ムムム。。。 確かにあそこは美味しい!!
誘惑に負けそう

あ: ハイ 決まり! って事で出発だ――!!
(走り出す「あ:」)

ま: そんないきなり走らなくても。。。
今はCVSでも名店ラーメンが食べれるのに

『ローソンがオリジナルカップラーメン第2弾を発売』

ローソンは、日清食品、旅行情報誌『るるぶじゃぱん』との共同開発による、ローソンオリジナルカップラーメン『隠れた名店シリーズ』第2弾を、全国のローソン=7,734店(2002年4月末現在)で発売。『隠れた名店シリーズ』は、旅行情報誌『るるぶじゃぱん』が読者から寄せられた情報をもとに発掘した全国各地のおいしいラーメン店のメニューを、当社オリジナルのカップラーメンとして再現した商品で、有名店にとどまらない全国の“隠れた”名店の味を提供して行く。今回は、それに続くシリーズ第2弾で、福岡県「鈴木商店」と埼玉県朝霞「一本気」のラーメン2品を商品化し、数量限定で発売。

あ: えっ? そうなの???

ま: うわぁ―――っ!!
いつの間に戻って来たんですか???
全然気が付かなかった

あ: 美味しい話には敏感なんだよ!
ほほぅ。。。『隠れた名店シリーズ』かぁ
知る人ぞ知る名店が
CVSで味わえるのか!!

ま: そうなんですよ
全国チェーンのCVS流通網に
「隠れた」名店の商品が流通しちゃうと。。。。
もう「隠れた」存在ではなくなっちゃいますね
逆にもともとの店に通う人が減っちゃいませんかね??

あ: それはどうだろうか?
CVSで味わえる商品と
店で味わえるものって 
「味覚」以外にも違いがあるんだろうし
消費者にとっても得られる価値って違うんだろうね

ま: 違う???
カップラーメンは
本当に美味しいんですから!!ホント!
店で出してる商品と 遜色ありません!!!

あ: いやいや そういう事が言いたいんじゃないんだよ

特定地域でしか手に入らなかったり
経験できないようなことが
全国 或いは世界規模の
流通ネットワークを利用する事によって
一気に販売量が増えたり 知名度が
上がったりし易い時代だからね

ま: はい
それがWeb時代ですから

あ: このような隠れた名店ってラーメンに限らず
魅力ある店が まだまだあるって事!
そして こうした特定地域内を商圏としていた有力店の商品が
既存の流通網の活用 或いは独自の流通網の構築によって
販売量を増やす事も可能なんだけど。。。

特に 情報化が進んでいる現代において
「流行」となるのか?
「定番」となるのか?
非常に重要な分かれ道なんだよね

ま: それは。。。
一気に流行しちゃうと
廃れるのも早かったり。。。って事ですね

あ: 今まで隠れていた いわゆる「名店」にスポットをあてた
既存の流通網の活用や流通システムの再設計事例が
これから見受けられると思う

ま: 一気に消費され「流行化」してしまうリスクも
      十分考慮しつつ。。。ね!

あ: 今回紹介したカップラーメンの事例では
現地「名店」で享受できる価値と
再現カップラーメンにより享受できる価値が
差別化されている感じだし。。。
上手い具合に共存共栄関係にできればね・・・

ま: でも。。。頑固オヤジが経営している
地元有力店なんて
なかなかこういう話に乗ってくれそうにないって感じですよね
「俺は 今のままでいいっ」なんて言われたりね

あ: 定番商品が生まれにくい時代。。。
そんなおじさんこそが
サプライチェーン・マネジメントできてるのかもしれないよ!!

結局 そのおじさんが
消費者(特定ユーザー)にとって
ホンモノを提供できているか?が
一番重要な時代だからね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:32| 流通