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2002年05月28日

【流通】「広告」じゃなく「狭伺」!?

――CM好感度、サントリーが9年連続で首位――

 


あ: のど乾いたなぁ・・・
「ま:」さん ちょっとジュース買ってきてよ

ま: 僕は「あ:」さんのパシリじゃありません!!
って言っても聞く耳なしって感じ?

あ: わかってるなら早くね!
いつものだよ

ま: よく毎日同じモノを飲めますねぇ
たまには違ったモノ飲みません?

あ: 何かオススメでもあるの?

ま: 今、何が人気あるのか。。。知ってます?
「流行に敏感」な「あ:」さん・・・?

あ: ん―――
CMの人気ならさっき知ったんだけどなぁ

『CM好感度、サントリーが9年連続で首位・2001年度まとめ』

「CM総合研究所」を主宰する東京企画は、2001年度の「CM好感度白書」をまとめた。視聴者から好感度の高いCMを制作した「日本のベスト広告主50社」では サントリーが9年連続で首位に輝いた。サントリーはコーヒー飲料「ボスHG」で、異業種とのタイアップで1つのCMで2つの商品・サービスを宣伝する 「コラボレーション(協業)CM」に取り組み、視聴者の関心を集めた。2位はコーヒー飲料「ジョージア」や清涼飲料水「Qoo」などを宣伝した日本コカ・コーラ。3位は人気アイドルグループ「TOKIO」をビールのCMキャラクターに採用したキリンビール、4位は井上陽水が出演した「聞茶」のCMのキリンビバレッジで、飲料メーカーが上位を独占した。

ま: 好感度上位を飲料メーカーで独占?
飲料業界ってCM界のジャニーズ事務所のようですね

あ: ・・・・・・・・・・・・

確かにいずれのCMも
印象に残ってるよね

ま: 特に コラボレーションCMは
脳裏に残ってますよ
いろんな企業のCMを通して
ストーリー性を持たせて・・・
それがまだ続いてるんですから!
CM界のサザエさんになったりして!?

あ: それにしても この好感度っていうのは
いろんなケースで調査されてるでしょ
例えば・・・・

ま: 芸能人ですね!
「好感度ナンバー1」とかいうやつです!

あ: 芸能人の場合
そのまま人気のバロメーターとなって
仕事にも影響するんだろうけど・・・
企業が提供する商品やサービスのCMに対する好感度が
どれだけ会社にとってメリットを創出したのか?
これからこうした直接的影響度の算出方法とその根拠が
商品カテゴリーやコミュニティ毎などに
細分化されていくべきじゃないかな?
それに企業の知的資産としてのブランド価値の算出もね

ま: 細分化するとなると・・・
「一般的」な人気であるとか
世間の流行が生まれないって事ですか?

あ: いやいや
マス的部分とニッチ的部分
双方とも存在すべきなんじゃない?
生まれてから一生を終えるまで
自分の趣味の世界内だけで生きていく人も少ないだろうし。。。
人それぞれのニッチ的な部分の「深さ」って
マス的な部分があってこそ
はじめて価値がでてくると思うんだよ

ま: そっか!そっか!
誰でも知ってる情報があってこそ
ニッチ情報がニッチでいられるわけですね!

あ: それと・・・ 広告活動自体も
ディマンドチェーン型の広告が増えてくるんじゃないかな

ま: んっ? なんですか?それ

あ: 新製品を売り込む際
もちろんマーケティングを十分に行った上で
広告活動を行うんだけど
個人個人が持つ趣味の世界などにみられるニッチ分野においては
商品・サービスの供給者が紹介やアピールといった活動をするだけでなく
需要者側からのニーズを引き出す行為自体が「広告」
いや ――― 「広」く「告」げなくてもいいから・・・
「狭伺」活動といえるんじゃない!?

ま: 広く告げる というよりも
狭く伺うって事ですね?

あ: 単純にニーズの把握って事ではなくて
期待値を途絶えさせない
情報発信方法が必要なんじゃないかな?

ま: 一気に広がれば 流行廃れも早い傾向にあるって事ですね?

あ: そういうことだけじゃなくて・・・
新製品を次々と世に送り出す以外にも
満足度や期待値を継続させることができるって事だよ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:26| 流通