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2002年06月06日

【流通】骨董品になるか? ガラクタになるか?

――サントリーが特別限定ウイスキーの販売を発表――

ま: 昨日はごちそうさまでした!
おいしかったですね!

あ: あぁ そうだね
郷土料理と地酒ね

ま: 地方によっていろんなお酒があるんですね
それぞれ特徴があって・・・

あ: 人気のお酒もあったり。。。

ま: どれが一番高級なんでしょうか?

あ: また。。。そんな野暮な事聞いて

ま: だって気になるでしょ?
ミーハー根性です!!

あ: だったら これ(↓)どう?

ま: ?????

『サントリーが特別限定ウイスキーの販売を発表』

サントリーは4日、昨年10月に亡くなった有田焼の陶芸家で人間国宝の第13代今泉今右衛門氏がデザインした色絵磁器の洋酒瓶に、同社の山崎蒸留所で1960年代に蒸留したモルトウイスキーを詰めた特別限定商品「響35年 13代今右衛門作<色絵薄墨草花文洋酒瓶>」を1本100万円で販売すると発表した。150本の限定販売。国産のウイスキーとしては、過去最高価格という。 

ま: 1本100万円!!!
これは一気に飲むって訳にはいきませんね!!

あ: そうだね
器、そして商品自体(お酒自体)の希少価値が高いってわけだし
そう やすやすと手には入らない代物!

「ま:」さんみたいに
なんでも一気に飲んじゃうようじゃ  
もったいない!!

ま: どうやらこの洋酒瓶。。。
有田焼ファンにとっても貴重な代物だそうですね
なんでも最後の作品だとか・・・

ウィスキーをこよなく愛する人のみならず
有田焼に興味を持っている方々にとっても
是非手に入れたい!!って思いますよね

あ: それぞれ異なる分野のファンを
リンク付けしたカタチの商品って訳!

お酒を飲んでしまった後でも
洋酒瓶だけでも部屋に飾って置いておけるとか。。。

それに なんてったって作者 最後の作品といわれているんでしょ
洋酒瓶だけでも非常に価値の高いモノになる
おそらく2次流通時にもかなりの高価値となる
まぁ もっとも市場に出廻ることは少ないと考えられるけどね

ま: でもこんなに高価なもの。。。
逆になんだか無駄なような気がしません?
環境面においても もっと投資対効果がある方法も考えられなくは・・・

あ: 飲んだ後、ハードとしての器が
骨董品になるのか? ガラクタになるのか?って事なんだねぇ
例えばイタリアの高級スポーツカーについて
実は環境に優しいクルマって考える人もいる

ま: えっ! あの赤いスポーツカーが環境に優しいですって??
そんなの考えられません
燃費もキツそうだし・・・

あ: でも、乗り捨てられることって殆どないそうだよ
旧車になっても乗り継がれる可能性が高い!
すぐに駄目になって・・・流行が終わって・・・って
世の中から姿を消すんじゃなくて
ずーーっと存在し続けるでしょ
これが骨董品になるか? ガラクタになるか?って事なんだよ
リサイクルに対するインフラや考え方も浸透している中
価値を維持でき 利用する側が使い続けることによって
満足度が高くなるような商品を
世に送り出すことが求められているんじゃないかな?

ま: そっかぁ。。。
ぼくなんかガラクタばっかだもんな。。。

あ: デフレといわれている世の中にあって
本当に自分にとっての「ホンモノ」を
みんなが見つけ出そうとしている時なのかもしれない
その「出会い」をつくり上げるサービスが
重要になってくるって訳!!!

ま: なるほどねぇ・・・
なが―――い付き合いができる商品ねぇ。。。

あ: 「ま:」さんはそんな商品と出会えるかな?
いつも付き合い短いでしょ?

ま: そんな事ありません
僕はこう見えて一途なんですから

あ: 誰もそんな話してないよ。。。

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投稿者:gotsuat 13:56| 流通