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2002年08月02日

【流通】ニーズに合わせた資源の有効活用

――国内情報各社がグリッド・コンピューティング事業化へ――


  ま: うわ!!
   保存できない!!

あ: どうしたの? パソコン調子悪いの?

ま: いえ 前から気になっていたんですけど
   ハードディスクの容量がいっぱいいっぱいで・・・
   メモリ不足で保存できません。。。

あ: じゃぁ
   ネットワークで僕のパソコンにデータを保存しなよ!
   まだ、容量余裕あるから

ま: すいません。。。

あ: でも もう一杯になっちゃったの?

ま: それだけ仕事してるんですよ! 僕の方が!

あ: それはデータの量に比例するとは限らないでしょ

ま: 、、、、、、、、

あ: これからはグリッド・コンピューティングだからね
 
『国内情報各社がグリッド・コンピューティング事業化へ』

国内情報各社がネットで接続されたサーバーやパソコンを大量に活用、スーパーコンピューター並みの計算を実行する「グリッド・コンピューティング」の事業化に動きだす。日本IBMは事業参入に向けた専門組織を設置、NTTデータは今秋にも世界規模の実験を開始する。米国は大手企業や大学などで活用が始まっており、日本でも市場が広がりそうだ。

ま: グリッド・コンピューティング?
   なんですか?それ

あ: ちゃんと自分で調べなよ!!
   何でも人に聞くんじゃありません。。。

ま: はいはい。。。

   ふむふむ。。。。

   なるほど!!!
   要するに塵も積もれば山となる! ですね

あ: うぅん。。。 ま、まぁ そんなとこかな?

ま: だってそうでしょ!
   ネットワーク化されたパソコンやサーバーを
   あたかも一つのコンピューターのように処理するんでしょ?

   僕の使っているパソコンの余剰なスペックをも使えたり・・・

あ: パソコンのスペックがどんどん進化し続けているのは
   今でも現在進行形!

ま: だからといって
   例えばCPUが進化し続けてはいますが
   アプリケーションも同じく進化・複雑化しています
   体感的に極端に処理が早くなったとかは感じないんですけど・・・
   もし、一昔のアプリケーションを 現在のPCスペックで使用すれば・・・
   はっきりわかるかもしれませんね!

あ: ハードディスクはどうだい?
   容量が増えてきてるけど・・・
   使用する容量がすぐにいっぱいになっちゃうって事が
   頻繁に増えてるかな?

ま: いえいえ
   一昔のように データの保存はフロッピーをはじめ
   必ず外部ディスクに保存!ってことは少なくなってきましたね
   家庭用のパソコンでも40〜80GBなんて 普通ですもん!
   こんなに使うのかな?

あ: 使う人もいるんだよ
   ブロードバンド時代でしょ
   画像・動画処理や編集なんて
   ちょっと利用するだけで
   すぐにそれくらいのハードの容量は使っちゃうよ!

ま: へぇ・・・ そうなんだ!!
   まぁ 家庭にもデジカメやプリンターの普及で
   比較的容量の思い処理も増えてきたんでしょうね・・・

あ: 企業内にはたくさんのPCが存在して
   そのスペックを最大限に生かす!
   つまり無駄なく使用できるようにするのが
   グリッド・コンピューティングじゃないかな?
   「ま:」さんのPCように
   なんにも使われてない部分が多い場合
   その部分を有効に利用できるからね
   全社的に大規模な処理をする場合に

ま: 失礼な! ちゃんと使ってますよ!
   でも。。。 お役に立てるなら いっか!!

   でも なんだか不思議ですよね
   パーソナルなコンピュータ = パソコン が
   ネットワーク化されることによって
   あたかもスペックが増殖していくような感じがして・・・
   特にハードディスクの場合 足し算的に考えられますから・・・

あ: CPUの場合は並列性が高い処理じゃないといけないとか
   いろいろあるようだけど

ま: そうそう!
   勝手に自分のパソコンを切ってしまっちゃ
   まずいって事もあるかもしれませんね

あ: 有効に機能できていないリソースを
   少しでも有効に利用する!!!
   パソコンに限らず 企業にとって いろいろな面で
   応用できるかもしれないね
   ヒューマンリソースや社内ナレッジマネジメントとか・・・

   社内の資産を有効に活用するということ
   これって 流通システムの構築と同じじゃないかな?
   必要としている人へ 必要なモノ(= リソース・情報)を
   必要なカタチで最適な価格(コスト)で提供する・・・・

ま: 確かに。。。そう言われるとそうかな・・・
   流通って 企業から消費者までのものだって思ってましたけど
   身近なところでも当てはめて考えると。。。
   うまくいってる部分と改善しないといけない部分が
   見えてきたりもしますね!

あ: それだよ! その考えが大事なんだ!
   グリッド・コンピューティングって
   ネットワーク化された情報社会のSCMだよ

ま: 企業内のネットワークだけじゃなくて・・・
   リアルな流通的な発想でいけば
   C to C 市場も存在しますから・・・
   パソコンの余剰部分をC to Cで貸し借りできたり!?

あ: まぁ 回線の問題もあるんだろうけど・・・

   これからも パソコンのスペックが
   どんどん進化を続けていくだろう。。。
   そして利用者側の利用方法も 
   高スペックを必要とした使い方になっていく
   でも、利用者側の利用方法が進化しないと
   スペックだけ高性能になっても
   使い切れない代物になっちゃう事もあり得る

ま: そうですよね
   家でデジカメで撮った画像を保存したり加工したり・・・
   それ以上使い方が進化しないのに
   スペックだけが近い将来 ハードが1テラとかになっても・・・
   そこまで必要ないから価格を抑えてって事になりますね

あ: 個人向けや企業向け
   それぞれユーザーに対して
   利用方法の提案もしていかないといけない
   って事なんじゃないかな?
   特に個人向けに関しては
   単にハードの高性能化による競争ではなくて
   スペックを必要とする楽しみ方もこれから創造していかないとね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:59| 流通